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おじさまと咲姫
第26章 永遠
こんな風に泣くつもりはなかった。
こんな風に困らせるつもりも全然。
ただ『好き』と告げて。
淡々と『さよなら』を言うはずだった。
そして『おめでとう』って。
そして『良かったね』って。
そう、言おうって。
こんなに泣きじゃくって。
こんなに大声で困らせて。
これじゃあ、好きになってもらえないのが分かっているのに、好きになって欲しいって訴えているかのようだった。
泣きさえすればどうにかなる-そんなあざとい女に思われてしまう。
自分の思い通りにならないからって、道端で手足をばたつかせている子供のようだった。
子供のようじゃない。
私はまだまだ子供だ。
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