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おじさまと咲姫
第34章 払拭
「咲姫ちゃんって、枕が変わると眠れないタイプ?」
大きな欠伸は横を向いてこっそりしたつもりだったが、しっかりばれてたようだった。
「…ごめん」
隣りに立って目玉焼きを焼いていた愛に、咲姫は謝る。
「怒ってるんじゃあるまいし、謝らなくてもいいわよ。誰でも欠伸のひとつやふたつするわよ」
愛に苦笑される。
人数分のサラダを器に盛っていた咲姫は、ちょっと恥ずかしいまま小さく頷く。
「昨夜はいきなり泊まってけなんてごめんね?夕飯の事もそうだし、突然言われたらそりゃ驚いちゃうわよねえ」
愛が訊いてきた。
「あ、ううん。正直最初はびっくりしちゃったけど、でもなんか小さい頃思い出して楽しかったよ?悠聖達とも久々に沢山話せたし」
咲姫が答えれば、嬉しそうに愛は笑った。
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