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おじさまと咲姫
第34章 払拭
でもそんな自分とはとっくに決別してるし。
誰にどんな風に見られたって。
誰にどんな風に訊かれたって。
もう全く平気になった。
過ぎた事にいつもまでも縛られてはいけないと気付いたから。
勿論みんながみんな、自分のようにはいられないのも承知してるけど。
でも少なくとも彼は、自分と同じように乗り越えられるような気がするのだけれども。
だから分からない。
訊かれたくなかったのかな?
そうじゃないとして-ならどうして、あんな事してきたの?
どっちの答えも、どんなに考えても結論には至らず。
悶々と、一夜を過ごした。
だからお蔭であまりよく眠れなかったのだ。
ひとくち味噌汁を啜ったまま現実から離れていれば、声をかけられる。
「咲姫、やっぱりなんかぼんやりしてるね」
-ほんと、平気?
斜め向かいの悠聖が憂いた顔をしている。
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