この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
おじさまと咲姫
第43章 最初
「いや…円城寺が心が晴れないって言うから-」
「私が力強いから、そーいう事言うんですか?そりゃ、確かに普通の女子より馬鹿力なのは認めます。でもだからって、誰彼構わず暴力を振ったりなんかしません」
どうやら新たな怒りの火種を作ってしまったようで、昴は焦る。
「いや、そういう意味で言ったんじゃない。俺はただ円城寺をこれ以上怒らせたり、傷つけたくなくて。だから-」
「だからっ。どうして私が先輩を叩くって発想になるんですか。そんな事しても、私のもやもやはちっともなくなりませんよ。それどころかもっと哀しくなるし、傷ついてしまう」
咲姫に言い切られ、昴は何も言えなくなる。
普通の感性を持っている人間なら、誰かを痛めつける行為は確かに気分のいいものではない。
それが意に沿わないものなら尚更。
でもそんな感情を捨てるほど-寧ろ一発殴ってやりたいくらいだって、思われてるんじゃないかって。
どうやらそうではないようで、不謹慎ながら嬉しかったけど。
じゃあどうすればいいのか-最早、完全に思いつかない。
教室から立ち去る事も許されない中、考えなど浮かばないのに、俯いて思案してる振りを続けるしかない。
「私が力強いから、そーいう事言うんですか?そりゃ、確かに普通の女子より馬鹿力なのは認めます。でもだからって、誰彼構わず暴力を振ったりなんかしません」
どうやら新たな怒りの火種を作ってしまったようで、昴は焦る。
「いや、そういう意味で言ったんじゃない。俺はただ円城寺をこれ以上怒らせたり、傷つけたくなくて。だから-」
「だからっ。どうして私が先輩を叩くって発想になるんですか。そんな事しても、私のもやもやはちっともなくなりませんよ。それどころかもっと哀しくなるし、傷ついてしまう」
咲姫に言い切られ、昴は何も言えなくなる。
普通の感性を持っている人間なら、誰かを痛めつける行為は確かに気分のいいものではない。
それが意に沿わないものなら尚更。
でもそんな感情を捨てるほど-寧ろ一発殴ってやりたいくらいだって、思われてるんじゃないかって。
どうやらそうではないようで、不謹慎ながら嬉しかったけど。
じゃあどうすればいいのか-最早、完全に思いつかない。
教室から立ち去る事も許されない中、考えなど浮かばないのに、俯いて思案してる振りを続けるしかない。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


