この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う
「心配ありません、個人的な仕事で来ていますが、此処マンハッタンにグループの支社がありますので、最悪此処からでも通常の業務は出来ます」
「あるんだ!
知らなかった…」
「大なり小なり、主要国には支社がありますよ、美紀様は基本的に本社に直通でしたから」
「まあ‥確かに…
私は本社しか必要無かったし…」
うん、海外支社までは考えていなかったかも…
多分、本社社員でも本当に大きな場所以外考えないんじゃ無いかな??
「・・そろそろ戻られる頃だとは思いますが、話が長くなっているのでしょうか?」
時計を見ながら扉を見てるけど、遠藤さん‥また立ったまま、これって少し居心地が悪い。
「そう‥美紀様は車ですか?」
「うん、ボストンからだから車で良いかなって思ったけど、遠かった…」
「では、キーを貸して頂けませんか?」
「??
はい……」
何でだろう??
ともかく、遠藤さんに言われた通り、車のキーを渡して……
"プル プル プル"
これは遠藤さんのかな?
やっぱり、遠藤さん携帯出して出ているよ。
「・・・
はい、分かりました」
「遠藤さん?」
「どうやら起業家に捕まっていたようです、直ぐ来るそうですから、私は後の手配をして来ます」
「あ‥そうだよね」
「では後で……」
遠藤さん、簡単に出て行っちゃった…
1人でこういう雰囲気は久しぶりで、少しだけ緊張する‥ずっと気楽なMITだったから。
"ガチャ…"
「あ・・・・」
紀永の方が戻って来た。
「久しぶりだね美紀?」
「うん……」
何だか緊張する…
表向きの紀永とは久しぶりだから。
・