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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第3章 海外留学



「オリジナルデザインだし悪くないね…
これにしようか……」


「良いの?
私の意見で??」


「見る目は悪くないよ、私1人だったとしても、これを選ぶと思うからね」


後は店員さんと、生地と色の話…
そこはやっぱり紀永の趣味だと思う。


その間に、ぁたしはまた店内散策…
一つ一つこだわりの品だから、見ていて飽きないってのもあるかな??



「・・何か気になる物はあったかい??」


「あれ?
もう良いの??」


「ああ…
採寸その他はデーターとして残っているから、生地と色の選択だけで十分なんだよ」


流石早乙女会長…
店の上客だったとは……
でも、紀永くらいになると、これで普通なんだろうなとも思う。



「私だけじゃね…
美紀のも何か買いに行こう」


「私!?」


「米国に行くなら必要‥でしょう??」


「確かに・・・」


屋敷にある服もブランド品が多いけど、こうラフな服ばかりで……


少しはちゃんとしたのが欲しいかな?とは思っていた。


店から出て、次の店へ…
大人な感じのリクルートスーツから、少し崩したオシャレなスーツと、紀永ーどれだけ買うつもりなのよ??


結局10件程回り、両手には袋の山…
服から小物類まで沢山買って貰っちゃった。




一度車に戻り、人混みが多い銀座から表参道に移動…
こっちも人は多いけど銀座程じゃ無いから、少しだけホッと出来る。


今は、一休みと言わんばかりに、オシャレなカフェテリアで寛ぎ中・・



「まだ欲しい物は無いかい?」


「十分買って貰ったと思うけど…」


「相変わらず、そういうところに欲が無いね美紀は…」


いやいや、ぁたしの感覚の方が普通…
あれだけで幾らするのやら。


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