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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第12章 思惑交差のパーティー



少し遅い食事も終えて、本格的にパーティー用のドレスへの着替えが始まった。



「・・・・・」


うっ・・・


やっぱり、こっちの選択も甘くみていた…
ドレス自体は昨日見ていたけど、中の下着までは流石に気付かなかったよ。


白のハーフカップのブラに、白ともアイボリーとも付かない淡い色のガーターストッキング‥これはドレスに隠れて殆ど見えないけど、勿論ガーターベルトを付けなくちゃだし、パンティーはブラとお揃いの色の紐パン!?



(朔夜叔父様も会長も、どういう趣味をしてるのよ・・・・・)


もう呆れ半分…


ドレスの方は、スカート部分は広がり過ぎず、かと言ってボディラインがそのまま見える程絞れている訳でも無く、程良いロングドレス。


これは文句無いかな?
ぁたしでも綺麗だと思うもの、ヒールが少し高いから、ギリギリ足元が見え隠れする程度で抑えてあるし、胸以外に変な露出も無い。



「わぁー素敵…」


「流石ですわ…
それに、このネックレス‥凄い……」


「???」


女性スタッフが、ぁたしを見てキャーキャーと…
ただし、フランス語だけど、言葉が分からない訳ではないので、嫌でも耳に入ってしまう。


多分、世界中のVIPを乗せているだろうこの客船で、こんなに騒がれるのって??



「・・・・・」


理由‥分かった…
ドレスと一緒に身に着ける宝飾品‥それもネックレスに目が集中してる。


極細のシルバーを幾重にも重ね、細かくダイヤが散りばめられていて、身に着けたら、物凄く繊細だけど無駄に強調しないように作ってある。


多分、オーダーメイド、その他イヤリングからブレスレットまで全て同じ作りで統一…
過ぎない程度のナチュラルメイクを施され、最後にシースルーのショールを羽織れば、今日の主役の早乙女のお嬢様の出来上がり。


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