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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第4章 MITの秀才



世の中みんな薄く小さくの時代だもん、プログラムのICチップは小さければ小さい程良いとされて、必然的にプログラムも少ない方が良い。


かといって、質を落とさずだから苦労する…
ICチップ自体はエンジリアリングの世界だけど。



(こういうのって、倉原父が専門だったよ)



倉原父は、早乙女グループ内でも優秀なエンジニア、確か部長クラスじゃなかったかな??


あまり家庭で仕事の話をしない倉原父だから、良く分からない部分も…
ぁたしの方も話さなかったのが悪いけど。



「今日は素直に帰るか……」


久しぶりに早く帰れると思う…
ボストンに来てから、勉強一色だったから、コンドミニアムは寝るのに帰ってる感じ。



「2ヶ月経っても、そのままの荷物もあるし、今日こそ片付けようかな?」


キャンパス内を駐車場に向けて歩きながら、ふと片付かない荷物を思い出してしまう。


殆どはゆーさんがやってくれた…
今更ながら、ゆーさんが一緒に来てくれた事に感謝してる。


ぁたし1人だったら、まだ荷物の山に埋もれていたと思うし……



「途中で甘い物でも買って帰ろう」


ゆーさんは甘い物好き、だから日頃の感謝を込めてスイーツか何か…


一応、リチャード博士のところに居る学生達から、美味しいスイーツの店とか聞く時はあるんだけど、暇が無くてなかなか行けず。


だから、今日くらい寄ってみようかな‥って…


ぁたしだって興味はあるよ、甘い物も嫌いじゃない、ただ本当に暇が無いだけ。



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