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淫欲の果てに。人妻・怜香32歳の記録
第7章 内側からの崩壊

鋭い鞭を、臀部に振り下ろされた瞬間。衝撃で、下半身が大きく飛び跳ねた。打たれた場所が、痛い。痛い、のに。ビリビリとした熱い痛みが、次第に快楽へと変わり、体内へ染み入るように広がってゆく。
身体を叩かれる痛みが、気持ちいい…?この感覚は一体、何…。
「あぁああっ!!」
容赦なく振り下ろされる鞭による痛み。そのすべてに私の身体は反応して熱を帯び、おかしくなる。帯状の革を束ねた無機質な道具で連続して打たれ、私の身体は痙攣するようにビクビクと4,5回跳ねる。
与えられるすべての痛みは次々に快楽へと変わり、全身に広がっていく。
痛みが、嬉しいなんて。
閉じた目に、涙が浮かぶ。それは快感に悦び打ち震えた時の、羞恥と淫靡が混ざり合い流れ出た涙だった。
平凡な家庭の妻だったはずの今までの自分が、内側から静かに壊れていく。そして姿を現した私が、本当の私だった。
幼少の頃、自分の性器を眺めながら、この身体を淫らに扱い導くのはどんな男性なのだろう…と、思いを馳せていた頃の記憶。長い時間を経て、今私はやっと与えてもらえたんだ。冬木様の手によって。それも今日、痛みを通じて。
自由無く、冬木様の掌で弄ばれる飼育動物の私の心は、いつどの部分に鞭を振り下ろされるかわからない恐怖感と、四つん這いで鞭打たれ悦楽に浸る、己の痴態を恥じる羞恥心に満ちていた。
痛みで快楽を感じる、自分の身体。冬木様が行う普通でない行為で快楽を得ることに、頭がおかしくなりそうなほど酔い痴れている。
なぜか心は解放感で満たされ、天を泳ぐような心地がする。ここは天国の空虚か、それとも地獄の沼の底か。
わからないが、自分の奥底に眠っていたものを、やっと解放してもらえたかのような感覚に陥る。
青黒く照らされた空間。ここにいるのは、絶対的な存在である冬木様と、雌という生物に成り下がった私だけだ。
身体を叩かれる痛みが、気持ちいい…?この感覚は一体、何…。
「あぁああっ!!」
容赦なく振り下ろされる鞭による痛み。そのすべてに私の身体は反応して熱を帯び、おかしくなる。帯状の革を束ねた無機質な道具で連続して打たれ、私の身体は痙攣するようにビクビクと4,5回跳ねる。
与えられるすべての痛みは次々に快楽へと変わり、全身に広がっていく。
痛みが、嬉しいなんて。
閉じた目に、涙が浮かぶ。それは快感に悦び打ち震えた時の、羞恥と淫靡が混ざり合い流れ出た涙だった。
平凡な家庭の妻だったはずの今までの自分が、内側から静かに壊れていく。そして姿を現した私が、本当の私だった。
幼少の頃、自分の性器を眺めながら、この身体を淫らに扱い導くのはどんな男性なのだろう…と、思いを馳せていた頃の記憶。長い時間を経て、今私はやっと与えてもらえたんだ。冬木様の手によって。それも今日、痛みを通じて。
自由無く、冬木様の掌で弄ばれる飼育動物の私の心は、いつどの部分に鞭を振り下ろされるかわからない恐怖感と、四つん這いで鞭打たれ悦楽に浸る、己の痴態を恥じる羞恥心に満ちていた。
痛みで快楽を感じる、自分の身体。冬木様が行う普通でない行為で快楽を得ることに、頭がおかしくなりそうなほど酔い痴れている。
なぜか心は解放感で満たされ、天を泳ぐような心地がする。ここは天国の空虚か、それとも地獄の沼の底か。
わからないが、自分の奥底に眠っていたものを、やっと解放してもらえたかのような感覚に陥る。
青黒く照らされた空間。ここにいるのは、絶対的な存在である冬木様と、雌という生物に成り下がった私だけだ。

