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第6章 噂

「人いるのかね？ドアは、開いてるとか言ってたけど…」

ガチャッ…

「すいませーん。」

奥から音とかするけど、誰も来ないし、チャイム壊れてるし…

靴を脱いで、中に進む…

ガタンッ…バタンッ…

「ここかな？」

ドアを開けようとしたら、中から開いて…

「きゃっ…」

ズデンッ…

前のめりに転んだ…

クンッ…ケホッ…

タバコとお酒の匂いが充満してて臭かった…

ガチャッ…

何だろう？ここ…

誰？知らない男の人が、何人もいたし…色んな機械があった…

グイッ…

「いやっ！！あっ！！」

ガサッ…

「あの、こちらに片岡さんいま、すか？」
「片岡？いねーよ。んな奴。あんた、美月ちゃんか？」

私の名前知ってる…