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【寝取られ】喰われる彼女 亜紀
第2章 【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(2)
気持ちを引き締めて、大学生活を再スタートさせよう!


と、俺はそんな気持ちで心機一転させたつもりだったのだが、俺の留年が決まって以降、俺と亜紀との間には微妙な空気が流れ続けていた。

というのも、亜紀にデートを断られる回数が増えた。

今までは殆ど断られたことなかったのに(寧ろいつも喜んでくれていた)、俺が次の休みどう?って聞くと亜紀は必ずと言っていいほど「私と遊んでて大丈夫なの?」と聞き返してくるようになった。

別にデートしたくらいでまた留年する訳がないのだけれど、亜紀は俺の生活についてかなり神経質になっているようだった。

よく考えてみれば、俺が1年留年したって事は、亜紀が大学卒業して社会人になった時、俺はまだ学生って事だ。

そうなれば2人の間の色んな事にズレが生じるだろう。

そういう2人の将来の事を考えて亜紀は心配していたのかもしれない。もしもう1年留年するような事があったら終わりだ。


でも、それにしたって亜紀は俺に厳しかった。

デートだけじゃなく、俺が友達と遊んでるって言った時でもいい顔はしなかったし、バイトも減らした方が良いんじゃない?と言われたり。

今は学業に専念した方がいいよ、と。


「別にさぁ、亜紀とデートしたり友達と遊んだりバイトしてたりしてても単位は取れるって。去年は寝坊が多かっただけだから。大丈夫大丈夫!」


一度俺がポロッとそう言ってしまった時には珍しくケンカになった。

亜紀はカチンと来たらしい。

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