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【寝取られ】喰われる彼女 亜紀
第26章 【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(26)
俺がこれ以上このコテージの隅に隠れて覗きをする意味はないはずだった。

亜紀を連れて帰る気力が俺にはもうないのだから。

でもそれでも俺は亜紀と牧原達が帰ってくるのを待っていた。

これから亜紀が牧原達とどうこの夜を過ごすのか、気になったからだ。

覗きたい。亜紀が他の男の前でどんな顔をするのか、もっと見てみたい。

愚かで惨めな男だと、自分で思う。

亜紀を連れ戻す勇気もなければ、潔く亜紀を諦める事もできない。ただ覗きたいだけ。

俺はたぶん、亜紀のストーカーみたいになっていたのだと思う。

もうきっと、亜紀は俺の元から去っていくだろう。

俺は亜紀を自分のものにはできないんだ。

それだったら、せめて亜紀の全てが見たかった。

今まで知らなかった部分も、全部。


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