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ランジェリー騎士団
第7章 ランジェリー騎士団

「あ……あ……ああっ……なにこれっ……す、凄いっ……ああっ……!」

 こんな感覚を味わうのは初めてのことだった。
 なのにどこか、懐かしさも覚える。肉の奥底に刻み込まれていたものが呼び醒まされるような……。
 ジワジワと浸蝕され、身体が何か別の物へと入れ替わっていくような、喪失感を伴う快感。

 本能的に感じ取る危険。しかし、それに身を委ねてしまいたいと言う欲求。委ねることで約束される快楽。

 知っている……それを自分は知っている。
 教え込まれ、隷属させられ……。

(いけない……! なにか……ふ、不吉なことが……いけないことの予感が……あ、あっああ……で、でも……!)

 くちゅっ……じゅぷっ……ちゅくちゅぅっ……!

 止まらない。そしてどんどん快感がましてゆく。
 止めようと、抗おうとするほど大きくなるその誘惑。抵抗すら、いや抵抗こそ支配の道具、そんな甘い法悦が全身に広がってゆく。
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