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ランジェリー騎士団
第7章 ランジェリー騎士団
(それでも、私は姫様をお守りする騎士! 肉人形とされる前に……)
口の中で舌を精一杯に伸ばして派と歯の間に挟む。
(死んでやるわ……! 私が死ねば、誰かが気づいてくれる……)
ベルラの、そしてヴィクトリアやミミ、昨日顔を合わせたばかりの仲間たちの顔が思い浮かぶ。そして王女のやさしい笑顔、小憎たらしい態度ながら姫を想う気持ちは同じくするマリッサ、そして自分を信頼し励ましてくれたダージリン三世……。
(ごめんなさい……隊長としてなにもしてあげられなかった、もっと仲良くなりたかった……でも、もうこうするしかない……姫様、陛下、お許しください。私はこの命をもって王国を守ります……!)