この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ランジェリー騎士団
第10章 ミミの受難
(な……なんてことを……!)
そんなことをしたら……。
そんなことをしたら!
「そんなこと……駄目ぇ……できない……は、恥ずかしいもの……」
「大丈夫だって……俺がこうして手で隠してやるからさ」
おためごかしが口にされる。
しかし、その何の信頼もおけない言葉が、魔紋によって疼き上がった欲望に敗北寸前のミミに口実を与える。
(そ、そう……隠していて貰えるなら……あ、ああ……それなら……)
自分の手がまるで自分の手ではないようだった。
ぷるぷると指先を震わせながら、ブラの上端をつまみ、少しずつ、ゆっくりと……押し下げ、布地を裏返す。
「や……あ……あ、ああ……んっ……お、おかしい……変な気持ち……あ、ああっ……わたくし、どうしてこんな……自分でもわからない、なのに……手が勝手に……!」
そしてその先は口にすることはできない。
何故なら、破廉恥すぎるから。はしたない想いが胸いっぱいに渦巻く。