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ランジェリー騎士団
第11章 汚辱の調教、ヴィクトリア
ウェルヘルムの偽ブランド取締りは、瞬く間に街中の話題となった。
もっとも、人気の下着の直営が始まる……ということよりも、プリンセスガードの女騎士たちの装いとして採用されたランジェリーアーマーのことのほうが口にのぼる回数は多い。
なにしろ、毎日、城下警備隊に伴われて下着同然の姿の美女が城下へやってくるのだ。男たちはその取締りの時間が近づくとそわそわし、用もないのに商店街の目抜き通りへと出かけて行く。そして、肌もあらわな彼女たちを目にしてうっとりとため息をつくのだった。
下着屋のほうはというと、ウェルヘルムの下着は偽物かどうかに関わらず全て押収されてしまうため、それには頭を抱えたものの、この時ならぬプリンセスガード特需によって人が集まり他の商品がよく売れたので、複雑な気持ちがらも表だって横暴を咎めるようなことを口にする者はいなかった。