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ランジェリー騎士団
第12章 ベルラの処刑
一方、その部屋の中ではベッドの上にうつ伏せとなったフェレリーが、手足を寝台の四隅に縄で繋がれていた。
「くっ……わ、私の身体を好きにして、勝ち誇っていられるのも今のうちよ……い、いつか……必ず、お前達の悪事は露見する……わ、私が……必ず、暴いて見せるわ……!」
「フフッ……服従の魔法を解いてやれば、まだまだこんなに威勢が良いとはな」
フィガロは彼女を拘束して自由を奪ったうえで、正気を取り戻すように命じていた。
屈辱的な姿勢ながらも毅然たる顔で首を捻って睨みつけるフェレリーに対し、仕立屋が鷹揚に答える。
「……スポンサーの中にはただの淫売ではなく、誇り高いプリンセスガードの騎士団長としてのお前を犯したいと望む方もいようからな」
「ス、スポンサーですって……?」
「左様、言ったであろう、このランジェリーは高価なのだと。出資者がいなければ大量生産などとてもとても」
「大量……? なんのためにそんなに……!」
「決まっているだろう、お前達を広告塔にして、このランジェリーをこの国の女すべてに行き渡らせるつもりなのじゃよ!」
「なっ……!?」