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ランジェリー騎士団
第3章 羞恥の試着ショー
「お召し替えを手伝いさせて頂きます」
そう言ったのは、謁見の間にほど近い小部屋までフェレリーについて来たフィガロの美人助手、シーリンだった。
先程のプレゼンでは一言も発しなかったため、もしかしたら彼女はこの国の言葉が喋れないのかもしれないと思っていたフェレリーは少しだけ驚いた。
ところが、彼女の話す言葉はわずかな抑揚に外国人らしさが垣間見える程度で、実に見事な発音で流暢に話すではないか。
「どうぞ、そのまま……お着物をお脱がせいたしますね」
と、妖艶なる美女が身体を寄せ、フェレリーの衣服に手を掛ける。
肌に息の吹きかかる距離。思いがけない接近に、フェレリーはびくっとして身を引いた。
「じ……自分で脱ぎますから……!」
「左様でございますか」
あっさりと承知したシーリンだったが、そのままじっと見つめてくる。
服を脱ぎかけたフェレリーは、落ち着かない。
「あの……着るのも自分でできるから……」
と、部屋の外へと追い出そうとするも、今度はシーリンは譲らない。
「いいえ、ご主人様の大切な商品を、きちんと身に着けて頂くのがわたくしの務めでございます。どうか、お着替えのお手伝いのお許しを」