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ランジェリー騎士団
第5章 ランジェリーアーマーの秘密
必死の思いで意志の力を振り絞り、荒れ狂う法悦に逆らおうとする。
指の動きは止められない。指は敵だ。だから、もう残った味方は、心と、言葉しかない。
自分に味方する軍勢を残らず集めて砦を築くのだ。
「み……認めたりなんか……す、する……もの……ですか……」
下半身を突き出し、ガクガクと痙攣させながらも、歯を食いしばって抵抗を口にする。
それは、指揮官として見事と賞賛もされよう意地だった。
だが……
「お認め頂ければ、命じて差し上げてもいいのですよ……この先に進めと」
彼女を今支配している本当の指揮官は、一枚上手であった。
ちらつかされた報酬に、心が緩む、目がくらむ。
より激しい快楽への餓えが、理性と意地をあっさりと凌駕する。
(ああ……あああっ……駄目……駄目よ……踏みとどまるの……耐えて……私の心……!)