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ランジェリー騎士団
第6章 隷属の完成

 プリンセスガードとしての誇りなど、かけらも見いだせない白痴のような言葉使い。いや、それは女としての尊厳すら奪われた哀しき性傀儡の姿であった。

「フフ……昼間、儂のことをにらみつけた威勢はどうした? 憎々しげな目つきをしおって……一流の仕立て師であるこのフィガロ・ヴェルヘルムのデザインを馬鹿なだと? あり得ぬだと? どうだ、そう蔑んだ男のちんぽの味は! 蛸のようにへばりつきおって、ククッ! このみっともない顔を王女にも見せてやろうか?」

 嘲りの言葉すら、魔紋の力で快感に変わる。

(くっ……悔しいっ! こんな男にいいようにされて……ああっ……なのに……なのにっ!)

 爛れた情欲の牢に幽閉されたわずかな理性が無念を噛みしめれば噛みしめるほど、激烈な悦びが腹の底から、子宮を震わせてフェレリーの身体を貫き、陶酔の渦に引き摺りこんでしまうのだ。

 そして心にもない言葉が口にされる。

「おゆしください……ふぇれりーがまちがっていましたのれす……ぶぶっ……ずぶちゅちゅっ……いまはごしゅじんさまがだいしゅきです……じゅじゅっ……ごしゅじんさまのおちんぽ、ねっこまでおしゃぶりさせてもらえて……ふぇっ……ふぇれりぃは……しあわしぇでしゅぅ……」

 そうして、媚びた笑顔で眉を下げ、何度も何度も主人棒を喉に往復させるのだった。
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