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第1章 痴漢

高校３年の春、パパが家を買って、私は、バス通学から、バス＋電車通学になった。

「ふぁわぁっ。」

バスの中で少しウトウトしてたけど、まだ眠い。

プワーッ…

「やっぱ、朝早くても混んでるなぁ。」

出やすいように、ドア近くに立った。30分も立ったままだけど、しょうがないか。

¨っ！？なんか、当たってる。鞄かな？¨

そう思って、そのままでいたら…

「ひっ…」

誰かの手が、私のお尻を触ってる。動こうとしても、周りは、サラリーマンっぽい人で囲まれてるし。

¨でも、なんか…触り方が…¨

¨っ！！¨

スカートの中に手が、入ってきて今度は…

ガタンッ…

電車が、かなり揺れて、その手が離れた。駅について、降りた人もいるけど、乗る人もいて、更に奥へと動くしかなかった。