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親知らず
第4章 ふたりだけ
「えーーーーっ?!なんで、お兄ちゃんだけ、いいのぉ?!」
「…。」
「そう言わないの。瑠依だって、中学3年になれば…」
「やだっ!瑠依も行く!いきたい!お兄ちゃんばっか、ずるい!」
父さんと母さんを目の前にして、この我が儘っぷり…
グスッ…
「酷いよ。皆して、瑠依を除け者に…」
¨まーた、始まった。¨
「どうします?パパ…」
¨しかも、このふたり騙されてるし…¨
パチンッ!!
「俺が、小遣いから出す!」
で、見事決まった俺と瑠依の旅行。
「…。」
「いやぁ、電車の旅は、いいねぇ!」
¨新幹線だけどっ!¨
高校の推薦枠が取れたお祝いで、約束していた¨大阪ひとり旅¨が…
「…。」
「そう言わないの。瑠依だって、中学3年になれば…」
「やだっ!瑠依も行く!いきたい!お兄ちゃんばっか、ずるい!」
父さんと母さんを目の前にして、この我が儘っぷり…
グスッ…
「酷いよ。皆して、瑠依を除け者に…」
¨まーた、始まった。¨
「どうします?パパ…」
¨しかも、このふたり騙されてるし…¨
パチンッ!!
「俺が、小遣いから出す!」
で、見事決まった俺と瑠依の旅行。
「…。」
「いやぁ、電車の旅は、いいねぇ!」
¨新幹線だけどっ!¨
高校の推薦枠が取れたお祝いで、約束していた¨大阪ひとり旅¨が…