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第5章 俺なりの覚悟

「真壁くん？」
「佐々木、さん？」
「どうした？」

佐々木さんの後ろから、汗ばんだ顔の男性が声をかけた…。

「あっ、お兄ちゃん！クラスの子。」
「へぇ。クラスの子ね。ふぅん。」
「…。」

ますます、殺気が…

「る、瑠依。何にする？」
「チャーシュー麺っ！」

声にトゲが…

「だめだよ、女の子怒らせちゃ！」

と言われたが…

これ、怒ってるどころじゃないかも…

瑠依の睨みを浴びつつ、ひたすらラーメンが運ばれてくるのを待った。

「はい、お待たせー。餃子、サービス！」

ズズッ…

「うまっ！」
「美味しいっ！」

お腹も空いてたのもあって、気付いたら…

「凄いっ！お兄ちゃん！スープまでなくなってる！」

瑠依も、丼が空だった。