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親知らず
第5章 俺なりの覚悟
「連休初日だからねぇ。」
「あぁ。」

吹奏楽団のパレードを見物したり、露店を覗いたりして、賑やかな雰囲気に溶け込んでいった…

「凄いねぇ!」
「暑くなったか?」
「ちょっと、暑い…。」

まだ、初夏にもなってないのに、俺も瑠依も汗ばんでいた…。

「あっ、どうも…」

街頭でポケットティッシュを配ってて、瑠依が貰った。

「へぇ、新規オープンするんだってさ。このラーメン屋。」
「腹減ったな。行って見るか?並ぶだろうけど…。」

人混みの中を、ラーメン屋目指して歩いていった。

店を覗くと、何組かの客はいたが、空いてはいる。

中に入って、席につくと…

「いらっ…あっ!」
「あっ…」
「…。」

ゴンッ…

テーブルの下で、瑠依に足を蹴られた…

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