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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第1章 ♭眠れぬ夜♭

一方、琢郎は女に利用されただけだと解り、もちろんクビになることはなかった。しかし、若い女にまんまと都合良く利用され、棄てられた―と社内の笑いものになったことは言うまでもない。
その出来事が琢郎と美海の間に、決定的な亀裂を作った。琢郎は琢郎で会社に行っても、これまでのようにはいかず、苛立つ。美海は美海で夫の不実さがどうしても許せない。
そうこうしている中に、夫婦の溝はまたたくまに深くなっていく。気がつけば、二人の仲は冷え切り、どうしようもないところまできてしまっていた。
女に子どもができたと知った時、琢郎は満更でもないようだった。もしかしたら、美海との間だから、子どもを望まないのか?
その出来事が琢郎と美海の間に、決定的な亀裂を作った。琢郎は琢郎で会社に行っても、これまでのようにはいかず、苛立つ。美海は美海で夫の不実さがどうしても許せない。
そうこうしている中に、夫婦の溝はまたたくまに深くなっていく。気がつけば、二人の仲は冷え切り、どうしようもないところまできてしまっていた。
女に子どもができたと知った時、琢郎は満更でもないようだった。もしかしたら、美海との間だから、子どもを望まないのか?

