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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭
「ねえ、これだけは応えてくれない?」
 シュンが切なげな口調で言った。
「俺のこと、ミュウは嫌い? これから先、俺には見込みは全然ないのかな」
 美海は息を呑んだ。正直に応えれば、一つめの質問にはNO。むしろ、彼と同様、メールのやりとりをしている頃から、少しずつシュンに惹かれていた。こうして実際に対面してみてからは、彼の強引さと一途さに戸惑いながらも、強く求められていることに女としての歓びを感じている。好きか、嫌いかと問われれば、間違いなく好きと応えるだろう。
 二つめの質問についてはYesとしか応えようがない。琢郎と離婚すれば、美海は自由になる。シュンと付き合うことも結婚すらも夢ではない。しかし、そんなことが現実にあり得るだろうか?
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