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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

更に、美海側からだけでなく、シュンの立場になって考えてみたら、こんなオバさんを相手にして良いはずがない。彼にはまだまだ果てしない未来と前途がひろがっている。先刻も彼に告げたように、広い社会に出れば、職場で或いは様々な場所での出逢いがあるだろう。その中にはもっと若くて彼にふさわしい女性との出逢いも当然ながら含まれている。
若さゆえに、彼は性急になりすぎている。深くは考えず、今の情熱を本気の恋と勘違いして美海にプロポーズなんてしているのだ。
ここで、自分の立場をはっきりとさせ、彼とは二度と逢わないつもりだと告げるべきなのは判っていた。
若さゆえに、彼は性急になりすぎている。深くは考えず、今の情熱を本気の恋と勘違いして美海にプロポーズなんてしているのだ。
ここで、自分の立場をはっきりとさせ、彼とは二度と逢わないつもりだと告げるべきなのは判っていた。

