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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭
 美海は狼狽え、訳もなく立ち上がった。その拍子に膝の上で握りしめていた携帯が勢いよくすべり落ち、フローリングの床に音を立てて落ちた。
「そ、そうね。つい、さっき、電源を落としたのよ」
「そうか」
 琢郎はそれ以上、追及はしない。思わず身体中に漲っていた緊張が解けていった。
 わずかに気まずさを孕んだ沈黙が部屋を満たしてゆく。
 その時、淀んだ室内の空気をつんざくように、美海の携帯が鳴り始めた。
「電話だぞ」
「ううん、これはメール」
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