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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭

「子どもといえば、そのことで少し話がある」
「なあに? もう今日は遅いし、明日じゃ駄目かしら」
先刻のメールはシュンからに違いない。早く返事が読みたいのに、こんなときに限って、琢郎は出ていこうとしない。大体、夫がまともに話しかけてくるのなんて、ひと月半ぶりなのだ。
「大切なことだぞ」
「そんなに急を要するの?」
「お前、前から子どもを欲しがってたろう。俺は別にできればできたで良いし、できなくても仕方ないと思っていたんだが、最近、少し考え方が変わってな。お前がそれほど望むのなら、もう少し協力しても良いかなと思うようになったんだ」
「なあに? もう今日は遅いし、明日じゃ駄目かしら」
先刻のメールはシュンからに違いない。早く返事が読みたいのに、こんなときに限って、琢郎は出ていこうとしない。大体、夫がまともに話しかけてくるのなんて、ひと月半ぶりなのだ。
「大切なことだぞ」
「そんなに急を要するの?」
「お前、前から子どもを欲しがってたろう。俺は別にできればできたで良いし、できなくても仕方ないと思っていたんだが、最近、少し考え方が変わってな。お前がそれほど望むのなら、もう少し協力しても良いかなと思うようになったんだ」

