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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭
「―」
美海は琢郎の意図を計りかねて、押し黙った。
「子授けで有名なお寺とか神社にお参りするってこと?」
しばらくして応えた美海に、琢郎が今度はポカンとした。やがて低い笑い声が響き渡った。
美海はムッとした。
「私、真剣に話してるのよ?」
「お前って、相変わらずだな。純真なっていうか、そういうところは結婚前と全然変わっていない」
琢郎が美海に近づいてくる。無意識の中に、美海は後ずさっていた。