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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭

流石に美海が本気で心配し始めた時、ついにジェットコースターは地上をはるかに見下ろす最上段まで上り詰めた。
「これからが本番よ」
実は美海はジェットコースターが大好きなのだ。高いところから一挙に落ちていくあの独特のスリルというか感覚が堪らない。
美海がわくわくしながら言っても、隣からは返事がない。怪訝に思って振り返ると、シュンはもう真っ青で震えていた。
「白状するわ。俺、高いところがてんで駄目なんだ」
「もしかして、高所恐怖症ってヤツ?」
「そのとおり。だから―」
言いかけたところで、いきなりジェットコースターが滑り出し、シュンが悲鳴を上げた。
「これからが本番よ」
実は美海はジェットコースターが大好きなのだ。高いところから一挙に落ちていくあの独特のスリルというか感覚が堪らない。
美海がわくわくしながら言っても、隣からは返事がない。怪訝に思って振り返ると、シュンはもう真っ青で震えていた。
「白状するわ。俺、高いところがてんで駄目なんだ」
「もしかして、高所恐怖症ってヤツ?」
「そのとおり。だから―」
言いかけたところで、いきなりジェットコースターが滑り出し、シュンが悲鳴を上げた。

