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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭
 やがて、観覧車が地上に到着する。シュンが先に降りて手を差しのべてくれたが、美海は首を振り自分一人で降りた。
 それからの二人は殆ど喋らなかった。遊園地を出て、近くのIホテルに行き、フロントでチェックインする。Iホテルはビジネスホテルを少しマシにした程度のホテルだ。
 フロントで手続きを済ませていると、シュンと受付係の男性との会話が美海の耳に飛び込んできた。
「それでは、ご予約どおりツゥインでお部屋を一室ご用意しておりますので、これからご案内致します」
その瞬間、美海は慌ててフロント係に言った。
「済みません、お願いしたのはシングルで個室二つのはずですけど」
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