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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭

「あなたをただ利用しようとしただけなら、私はこんなところまで来なかった。きっと、四日前に、あなたとはもう逢わないと言ったはずよ。なのに、私は世間が自分をどう見るかを承知の上で、ここに来た。自分でも馬鹿な女だと思う。ここに来るまでにも、何度も自分に言い聞かせてきたの。これが最後だから、シュンさんと想い出に残る―一生の宝物になるような素敵な旅にして、一つでも良い想い出を作ろうって」
「嫌だ。俺は絶対に嫌だ。ミュウを手放すくらいなら、今、ここで君と死ぬ」
シュンの声が震えた。
「馬鹿なことを言わないで。あなたの夢はどうなるの? いずれは牧場を経営するオーナーになりたいんでしょ」
「嫌だ。俺は絶対に嫌だ。ミュウを手放すくらいなら、今、ここで君と死ぬ」
シュンの声が震えた。
「馬鹿なことを言わないで。あなたの夢はどうなるの? いずれは牧場を経営するオーナーになりたいんでしょ」

