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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭

ならば、折れそうな心を奮い立たせて、シュンを拒み通すしかない。たとえ、どんな冷酷な女だと罵られようと、最初から遊びだったのだと蔑まれようと、覚悟を貫くしかないのだ。
最悪の場合、自ら生命を絶つことになっても、シュンに身体を投げ出すことはできない。今なら、美海は切別伝説の女神の気持ちが判るような気がする。
どちらも選べなくて、自ら生命を絶った女神は、きっと自分亡き後も、二人の男神がつつがなく過ごしてゆくことを何より望んだのだろう。もっとも、女神亡き後、男神たちが哀しみのあまり、女神の後を追うとまでは想像だにしなかっただろうけれど。
最悪の場合、自ら生命を絶つことになっても、シュンに身体を投げ出すことはできない。今なら、美海は切別伝説の女神の気持ちが判るような気がする。
どちらも選べなくて、自ら生命を絶った女神は、きっと自分亡き後も、二人の男神がつつがなく過ごしてゆくことを何より望んだのだろう。もっとも、女神亡き後、男神たちが哀しみのあまり、女神の後を追うとまでは想像だにしなかっただろうけれど。

