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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭
 美海は静かにトイレから出た。美海を見て、シュンが物問いたげな視線をくれる。
 美海は消え入りそうな声で告げた。
「シュンさんの言うとおりだったみたい」
 そのときのシュンの表情を美海は一生、忘れないだろうと思った。
 妊娠を告げたときのシュンの端正な面には、実に様々な感情がよぎっていった。戸惑い、諦め、怒り、落胆―。
 シュンは泣き笑いのような表情で呟いた。
「そっか。おめでとうって言うべきなんだろうな」
 シュンは言い終わらない中に、しゃべり出した。
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