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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭
 シュンはひとたび言葉を句切り、淡々と続ける。
「あの日、俺が一旦は君に投げかけた問いをすぐに引っこめたのは、俺自身が真実を知るのが怖かったからなんだ」
「何となく判ってはいたわ。私だって同じよ。あなたに真実を打ち明ける機会は幾らでもあったのに、とうとう最後まで言えなかった。今日言おう、明日話そうとずるずると先延ばしにしている間に、こんな形であなたが知って傷つくことになってしまった」
 少しの沈黙の後、美海は静かな声音で言った。
「私もシュンさんに言えなかったのは、最後まで〝あなたの好きな女の子〟でいたかったから」
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