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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭

これ以上は喋れないというまで語り尽くした後は、ただ黙って手を繋ぎ合っていた。
「初めてデートした日のことを憶えてる?」
黙り込んでいたシュンが突如として沈黙を破った。
美海は彼の傍らに横たわり、繋いだシュンの手を空いた方の手で無意識の中に撫でていた。
「よく憶えてるわ」
「あの日の別れ際、俺が何か君に訊こうとしたよね」
「ええ」
「あの時、君の胸許には、はっきりとキスマークがついていた。あれを見た時、俺は物凄く嫉妬したよ。俺の大好きな君をいつでも好きなようにできる男がいるんだって思い知らされた気がしたんだ。同時に、君にご主人がいることも知った」
「初めてデートした日のことを憶えてる?」
黙り込んでいたシュンが突如として沈黙を破った。
美海は彼の傍らに横たわり、繋いだシュンの手を空いた方の手で無意識の中に撫でていた。
「よく憶えてるわ」
「あの日の別れ際、俺が何か君に訊こうとしたよね」
「ええ」
「あの時、君の胸許には、はっきりとキスマークがついていた。あれを見た時、俺は物凄く嫉妬したよ。俺の大好きな君をいつでも好きなようにできる男がいるんだって思い知らされた気がしたんだ。同時に、君にご主人がいることも知った」

