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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭

―あら、そうだったんですか? 若い子じゃあるまいし、喧嘩して家を飛び出して帰ってこないだなんて、美海も大人げないわね。残念ながら、私のところにも連絡は来てないんですよ。でも、おかしいですね。女子高の同窓会が今週、Iホテルであるなんて私は全然聞いてないんですけど。今年の幹事は私が担当してるから、まず間違いはないと思うんだけどなぁ。
皐月の反応は、はっきりしていた。他ならぬ皐月が同窓会の幹事担当だというのなら、Iホテルの同窓会の件は偽りに違いない。これで、すべて納得がいった。妻はやはり不倫をしていたのだ。
皐月の反応は、はっきりしていた。他ならぬ皐月が同窓会の幹事担当だというのなら、Iホテルの同窓会の件は偽りに違いない。これで、すべて納得がいった。妻はやはり不倫をしていたのだ。

