この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭

以前はどれだけ身体を重ねても一向に燃えない妻を、琢郎は物足りないと思っていた。しかし、久しぶりに味わう妻の身体は三十九歳という年齢を感じさせないほどみずみずしく官能的で魅力的だった。
あれほど良いセックスができるのなら、何も妻がいるのに、わざわざ風俗なんて行く必要もない。琢郎はそれからは何度か美海にアプローチをかけたものの、その度にさりげなく交わされた。
思えば、二日前の夜も琢郎が抱こうとすると、あれほど嫌がったのも、他の男と不倫していたからなのだろう。
「俺も馬鹿な男だ」
琢郎はもう一度、繰り返した。
あれほど良いセックスができるのなら、何も妻がいるのに、わざわざ風俗なんて行く必要もない。琢郎はそれからは何度か美海にアプローチをかけたものの、その度にさりげなく交わされた。
思えば、二日前の夜も琢郎が抱こうとすると、あれほど嫌がったのも、他の男と不倫していたからなのだろう。
「俺も馬鹿な男だ」
琢郎はもう一度、繰り返した。

