この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭

二人の背後にはどこまでも続く蒼い海と白いビーチがひろがっている。世界でいちばん幸福な花嫁の笑顔を南国の太陽が眩しく照らし出していた。
自分たちは、いつからここまで心が離れてしまったのか。このフレームの中にあるのは、自分たちがまだ幸せだった頃の残骸でしかない。
恐らく自分にも責任はあるのだろう。結婚してからは自分の気持ちや要望を一方的に押しつけるだけで、美海の心を推し量ってやったことはあまりなかった。
もし、やり直しが今からでもできるというのであれば、自分はどんな努力でもするつもりだ。
自分たちは、いつからここまで心が離れてしまったのか。このフレームの中にあるのは、自分たちがまだ幸せだった頃の残骸でしかない。
恐らく自分にも責任はあるのだろう。結婚してからは自分の気持ちや要望を一方的に押しつけるだけで、美海の心を推し量ってやったことはあまりなかった。
もし、やり直しが今からでもできるというのであれば、自分はどんな努力でもするつもりだ。

