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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第1章 ♭眠れぬ夜♭

それが続けて娘が生まれた後は、いっこうに気配もなかった。再び病院に通って治療を受けた末に恵まれたのが去年、生まれた長男だったのである。
七年ぶりの出産に皐月は大騒ぎしていたものだが、それまでは子どものいない美海に遠慮して子どもの写真を送ってこなかったのに、今では毎日のように赤ん坊の画像つきのメールが送られてくる。
こういったものは、たまには良いものだけれど、それが毎日となると、流石に送られる方もうんざりする。
美海自身にも同じように成長を歓べる我が子がいれば話もまた別だろうけれど、幾ら望んでも自分には子どもができなかった。
七年ぶりの出産に皐月は大騒ぎしていたものだが、それまでは子どものいない美海に遠慮して子どもの写真を送ってこなかったのに、今では毎日のように赤ん坊の画像つきのメールが送られてくる。
こういったものは、たまには良いものだけれど、それが毎日となると、流石に送られる方もうんざりする。
美海自身にも同じように成長を歓べる我が子がいれば話もまた別だろうけれど、幾ら望んでも自分には子どもができなかった。

