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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第1章 ♭眠れぬ夜♭

大学時代からの女友達の一人、皐月からだ。
メールには画像が添付されていて、一歳になったばかりの愛息を八歳、九歳になる上の娘たちが取り囲むようにして写っている。
無邪気な子どもたちの笑顔に、何故か今夜だけは苛立ちを憶えた。
皐月は美海より一年先に結婚した。彼女もなかなか子どもに恵まれず、通院した経験を持つ。なので、結婚三年目に漸く長女に恵まれた後も、子どものいない美海の気持ちを理解してくれる数少ない友人の一人だった。
しかし、一年前に末っ子の男の子が生まれてからは、態度がガラリと変わった。皐月は年子で女児に恵まれたものの、どうしても男児を望んでいた。
メールには画像が添付されていて、一歳になったばかりの愛息を八歳、九歳になる上の娘たちが取り囲むようにして写っている。
無邪気な子どもたちの笑顔に、何故か今夜だけは苛立ちを憶えた。
皐月は美海より一年先に結婚した。彼女もなかなか子どもに恵まれず、通院した経験を持つ。なので、結婚三年目に漸く長女に恵まれた後も、子どものいない美海の気持ちを理解してくれる数少ない友人の一人だった。
しかし、一年前に末っ子の男の子が生まれてからは、態度がガラリと変わった。皐月は年子で女児に恵まれたものの、どうしても男児を望んでいた。

