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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

いつものように〝おやすみ〟で終わり、美海は携帯電話を切った。
シュンこと里村瞬とメール交換を始めてから、一ヶ月が経った。瞬が教えてきたのが本当のメルアドかどうかは知らないけれど、美海が瞬に伝えたのはサブアドである。彼とメール交換するために、今、使っているドコモのではなく、フリーメールのメルアドを慌てて取得したのだ。
瞬は明らかに勘違いをしているようだ。メールのやりとりを始めて十日ほどで、呼び方は〝ミュウさん〟から〝ミュウ〟になった。同時にシュンは自らの名前まで名乗ったのだ。
それに対して、美海は何も瞬に明らかにしてはいない。名前はおろか、年齢さえも。
シュンこと里村瞬とメール交換を始めてから、一ヶ月が経った。瞬が教えてきたのが本当のメルアドかどうかは知らないけれど、美海が瞬に伝えたのはサブアドである。彼とメール交換するために、今、使っているドコモのではなく、フリーメールのメルアドを慌てて取得したのだ。
瞬は明らかに勘違いをしているようだ。メールのやりとりを始めて十日ほどで、呼び方は〝ミュウさん〟から〝ミュウ〟になった。同時にシュンは自らの名前まで名乗ったのだ。
それに対して、美海は何も瞬に明らかにしてはいない。名前はおろか、年齢さえも。

