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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

こんなときに子どもでもいれば、少しは夫婦で会話することもあるのだろうが、生憎と間を取り持ってくれる子どもはいない。いや、世の中には子どもが何人いても、離婚する夫婦はごまんといる。結局のところ、もう本当に取り返しのつかないところまで夫婦仲が冷めてしまったのなら、子どもの存在も最悪の事態を回避する手段にはなり得ないのだろう。
夫婦というのは、とどのつまりは夫と妻の拘わりであり、子どもには関係のない話なのだから。子どものために我慢する―という言葉はよく聞かれるが、あれは、あくまでも夫婦がお互いにまだ結婚生活を続ける心のゆとりがあるからこそのものだろう。
夫婦というのは、とどのつまりは夫と妻の拘わりであり、子どもには関係のない話なのだから。子どものために我慢する―という言葉はよく聞かれるが、あれは、あくまでも夫婦がお互いにまだ結婚生活を続ける心のゆとりがあるからこそのものだろう。

