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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

美海はここで息を呑んだ。〝いちばん好きな女〟の文字だけが大きく浮き上がって迫ってきた。
だが、何故、自分なのだろう? 二十二歳の大学生であれば、当然ながら周囲に若い女の子もたくさんいるだろうし、こんな風に出会い系サイトで知り合った身元も知れない―しかもメールだけでしかやりとりしたことのない女にここまで心を傾ける必要はないはずだ。
俺、前から思ってたんだよ。自分が結婚して女の子が生まれたら、そのときは奥さんの名前をつけようと決めてるんだ。 シュン
美海が返信を返す前に、再びシュンからのメールが来た。
だが、何故、自分なのだろう? 二十二歳の大学生であれば、当然ながら周囲に若い女の子もたくさんいるだろうし、こんな風に出会い系サイトで知り合った身元も知れない―しかもメールだけでしかやりとりしたことのない女にここまで心を傾ける必要はないはずだ。
俺、前から思ってたんだよ。自分が結婚して女の子が生まれたら、そのときは奥さんの名前をつけようと決めてるんだ。 シュン
美海が返信を返す前に、再びシュンからのメールが来た。

