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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭
 事実、その方がよほど互いのためには良いのだ。夢は所詮、夢でしかない。いつかは醒めるときがくるものだ。その夢が甘美であればあるほど、醒めたときの喪失感や衝撃も大きいのは当たり前。であれば、そんな夢は一刻も醒めた方が身のためというものだろう。
 夢が醒めた直後は落ち込むかもしれないが、人間は存外にしぶとい。しばらく落ち込んでいても、やがて現実と向き合い、明日からの日々をまた懸命に生きてゆくようになる。いつまでも終わった〝夢〟に縋り付いても、何の益もないと悟るときがすぐに来る。
 M町はN町からはJRの普通列車で一時間のところにある。美海の暮らすN町よりはひと回り小さく、人口も半分ほどしかない。小さな漁港を有しており、漁師として生計を立てる家も少なくはなかった。
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