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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

その他には酪農農家も多く、シュンがバイトしているという牧場もそんな酪農家の一つであろうと思われた。
漁家が多いというだけあり、小さな無人駅に降り立った瞬間、プラットホームから海が見渡せた。コバルトブルーの海がまるで一枚の絵画のようにはるかにひろがっている。
美海はひとしきりその眺めを堪能した後、プラットフォームから駅の出入り口へと続く短い階段を下りた。
「ミュウ?」
階段を下りきるまもなく声をかけられ、美海は弾かれたように顔を上げた。
見上げるほど背の高い青年が美海を笑顔で見下ろしている。
「―シュンさん?」
漁家が多いというだけあり、小さな無人駅に降り立った瞬間、プラットホームから海が見渡せた。コバルトブルーの海がまるで一枚の絵画のようにはるかにひろがっている。
美海はひとしきりその眺めを堪能した後、プラットフォームから駅の出入り口へと続く短い階段を下りた。
「ミュウ?」
階段を下りきるまもなく声をかけられ、美海は弾かれたように顔を上げた。
見上げるほど背の高い青年が美海を笑顔で見下ろしている。
「―シュンさん?」

