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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

「他には? 何か訊きたいことはないの?」
わざと軽い口調で訊ねる。
今度は、シュンが押し黙った。横顔が少し強ばっているように見える。今日、彼が初めて見せる深刻な表情だった。
「シュンさんは私が幾つくらいに見える?」
彼の方からは何も言わないので、美海が切り出した。
やや経って、返事が返ってくる。
「三十くらいかな。もしかしたら、もう少し若い?」
その応えには美海も思わず笑ってしまいそうになった。だが、相手が真面目に話しているときに、笑うほど愚かではない。
「それ、本心で言ってるの?」
わざと軽い口調で訊ねる。
今度は、シュンが押し黙った。横顔が少し強ばっているように見える。今日、彼が初めて見せる深刻な表情だった。
「シュンさんは私が幾つくらいに見える?」
彼の方からは何も言わないので、美海が切り出した。
やや経って、返事が返ってくる。
「三十くらいかな。もしかしたら、もう少し若い?」
その応えには美海も思わず笑ってしまいそうになった。だが、相手が真面目に話しているときに、笑うほど愚かではない。
「それ、本心で言ってるの?」

