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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭
「君の本当の名前は何ていうの?」
 ふいに声が追いかけてきて、美海はハッと立ち止まった。
 とうとう、その瞬間(とき)が来てしまった。だが、いずれはこうなると覚悟していたはずだ。
 美海は振り向いた。
「美海。美しい海と書くの」
 束の間の静寂が二人の間を流れ、視線が交わった。
「美しい海、か。今、俺たちが見てる海のようだね。よく似合ってるよ、良い名前だ」
 美海は何も言わずに、海を見つめた。そろそろ真実を話さなければならない。自分は本当はあなたより十七歳も年上のオバさんで、とうに結婚して夫もいること。あなたには全然、ふさわしくないから、これからはメールも逢うのも止めましょう―、と。
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