この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

もう、何も言えなくなってしまった。美海は溜息をついて、また視線を海に投げた。
静かな時間が流れてゆく。
白いカモメが翼をひろげて天空を舞い、やがて入道雲に吸い込まれて見えなくなった。
「じゃあ、俺からも質問。さっき、子牛を構っていたミュウを見ていた時、俺が何を考えていたか判る?」
美海は首を傾げた。あの時、シュンはとても嬉しそうに子牛と美海を代わる代わる見つめていた。
「何だかとても嬉しそうだったけど」
「何で、嬉しかったかは想像がつくかな」
美海は怪訝な顔で首を振った。
「俺、ちょっと妄想してたんだ」
「妄想?」
静かな時間が流れてゆく。
白いカモメが翼をひろげて天空を舞い、やがて入道雲に吸い込まれて見えなくなった。
「じゃあ、俺からも質問。さっき、子牛を構っていたミュウを見ていた時、俺が何を考えていたか判る?」
美海は首を傾げた。あの時、シュンはとても嬉しそうに子牛と美海を代わる代わる見つめていた。
「何だかとても嬉しそうだったけど」
「何で、嬉しかったかは想像がつくかな」
美海は怪訝な顔で首を振った。
「俺、ちょっと妄想してたんだ」
「妄想?」

